ぷりんくんねこをみつける

 愛犬のぷりんくんといつも散歩に出かけます。散歩中の出来事をお話ししたいと思います。

ぷりんくんと、近所の河川敷の土手を歩いていました。

ぷりんくんの動きが急に止まりました。ぷりんくん、土手の下に、猫を見つけたのでした。

 耳をピンと立て背中の毛を逆立て、猫をじっと見つめていました。姿勢を極限まで低く下げて身を隠し、音を立てないように、ゆっくりと、そーと、前足を一本ずつ前へ出します。

 猫もこちらをジーと見つめています。地面に背の高い草は生えていませんので、向こうからこちらは丸見え状態でした。

 しかし、ぷりんくんは、なおも、音を立てないように、ゆっくりと猫の方に進ん行ったのでした。

 しばしの静寂の緊張状態のあと、事態は一気に動きました。

 ぷりんくん、「今や!」といわんばかりに、猫の方向に飛び出ようとしました。私がひもを持っていますので、ぷりんくんが、あちらに行くことはできませんが。

 猫も「これ以上はやばい。」と一瞬で逃げて行ってしまいました。

 ぷりんくんの一連の動きは、テレビで見たことのある、草原で獲物を狙うライオンのそれ、そのものでした。

プリンくん鏡で自分を見る

プリンくんに鏡を見せると、不思議な反応を示します。

顔を鏡から背け、寝床の奥の方にこもってしまいます。もっと鏡を近づけると、完全に尻をこちらに向けて頭を隠してしまうのです。

散歩の途中には、ボクサー犬やグレートデン、シェパード、ポインターなどの大型犬を飼われているお宅が何件もあります。たびたび大型犬に出会う機会はあるのですが、このような状態になることありません。

鏡を見たときだけこうなるんです。

自分の姿が一番恐ろしく見えているのかもしれません。自分の姿を見るのが一番苦手なプリンくんなんです。

あなたが猫を狙う姿は、見た目も行動もチーターのそれにそっくりですものね。自分では、自分の姿を分かってないみたいですけど。