プリンくんの洗濯物
今日は天気がよかったので、絶好の洗濯日和でした。
靴洗い
玄関先で、私がしゃがんで靴を洗っていると、プリンくんがやってきました。
プリンくんは、尻を私に向けて、顔を外の方に向けて立ちました。
私、「プリンくん、ものすごく重たいんですけど。私の足を踏んでますよ。」
プリンくん「・・・・。」
プリンくんは後ろ足で、私の足を踏んでいました。
プリンくんは、私が靴を洗っている間中、私の存在を後ろ足で確認しつつ、外を警戒して、私を守ってくれていたのでした。
毛布洗い
そして、次は、プリンくんの寝床に敷いている毛布を洗濯して、ぽかぽかのお日様の下で干そうと思いました。
私は、プリンくんの寝床から毛布を引っ張り出そうとしました。
すると、ぷりんくんが飛んでやってきました。そして、毛布の上にお座りして、知らん顔するのでした。
私「今座られると引っ張り出せないんですが。そこをどいてもらえませんか。」
プリンくん「・・・・・。」
私「毛布を洗濯して、お日様の下に干すんです。きれいになった毛布はふかふかで気持ちいいですよ。あとでお返ししますから。」
プリンくん「・・・・・。」
私がそう言ってもなお、プリンくんは、すました顔して毛布の上に鎮座していました。
私「仕方ない。ひっぱりますからね。ずり落ちても知りませんよ。」
ぷりんくん「・・・・。」
私は、プリン君が座っている毛布を強く引っ張りました。そんなこんなで毛布をプリンくんの尻の下から取り出すことができました。
私「やれやれ、やっと毛布をとったぞ。さあ、洗濯しーようっと。」
私が、毛布を持ち上げた瞬間、 プリンくん今度は、私から毛布を取り返すために、毛布を口でくわえてひっぱるのでした。私が毛布を上方に持ち上げても、引っ張り返しても、プリンくんはそれを離してくれません。
しばしの引っ張り合いの末、寝床から少し離れたところまで、やっと進路を進ませることができました。
私「じゃあそれを洗濯する場所までもってき来てください。」
と、ちょっと気を抜いたその瞬間、毛布が私の手から離れました。 プリンくん毛布をくわえて、寝床の方にもどっていきました。
振り出しに戻ってしまったのでした。
その後、
私は毛布をとりたい気持ちをぐっとこらえて、とりたくないふりをしました。そうすると、すんなり毛布を取り出すことができました。 力尽くではだめだということですね。
新しい替えの毛布を寝床に差し入れると、安心したのかすやすやとお昼寝するプリンくんでした。
お疲れ様でした。プリンくん。