粒あんの作り方
小豆は非常に栄養価に優れた食品です。小豆には植物繊維やカリウムやビタミン、タンパク質、またポリフェノールやサポニン、鉄分などが含まれています。
和菓子作りにあんこは欠かせません。たくさん作って、小分けにしてラップに包み、さらにジップロックにいれて、冷凍保存すれば、あとで、いろんな種類の和菓子作りに利用できます。ラップに包むときは、なるべく空気が入り込まないようにします。ラップの包み具合で、保存後の品質が違ってくるので、きっちり包むようにしてください。
スーパーでは、1袋250グラム位で販売されていることが多いようです。250グラムの小豆でおはぎを20個ぐらい作ることができます。 私は3袋750グラムを一気に炊き上げています。ただ煮ているうちに嵩が増えますのでそれなりの大きさの鍋が必要になってきます。
では、作り方を説明していきます。
- 小豆をきれいに水洗いします。このとき、注意深く観察して、虫食いのあるものや、割れたもの、形のいびつになったものを除去します。
- ざるにあげて、水気を切り、鍋に移します。たっぷり浸るほどの水を鍋に加え、中火にかけていきます。やがて沸騰したら、8分ほど煮ていきます。
- いったん、ざるで湯を切り、鍋に戻します。そこにさらにたっぷりの水を加え、火にかけます。沸騰したら、弱火にして、柔らかくなるまで煮ていきます。(新鮮な豆ですと、大体60分位で柔らかくなることが多いですが、日にちがたった豆は、いくら炊いてもなかなか柔らかくならないことがあります。) 少し押すと崩れるぐらいの柔らかさになったら、火を止めます。
- ざるの上にさらしを広げ、そこに豆をあけます。湯を切り、鍋に戻します。
- 小豆と同量(乾燥時の小豆と同量)の砂糖を鍋に加え、混ぜます。砂糖を入れることによって、豆から水分が出てきます。
- 強火で煮詰めます。そこが焦げないように、木べらで混ぜながら煮ます。沸騰することで、高温の小豆が飛び散ります。やけどしないように注意が必要です。
- ある程度の堅さになったら(冷めるとさらに堅くなります。)、パッドにあけて冷まします。
変りあんこ
大納言と、普通の小豆を一緒に炊きます。 普通の小粒の小豆が先に柔らかくなります。大納言を固めに仕上げ、大納言の粒を残すことで、面白い食感のあんこができます。